近所のお店でハマナカ「アンダリヤ」のデッドストックを見つけ、編んで作品を作ってみました。
アンダリヤとは1959年にハマナカが取り扱いを始めた、化学繊維の糸(レーヨン)です。昭和70年代当時ブームになり、若い女性がハマナカアンダリアでバッグを編み、ファッションとして流行ったそうです(70歳代の母・談)。
現在はロングセラー商品としてエコアンダリヤという名称で販売されていて、夏の編み物素材として、人気の商品です。
目次
アンダリヤとエコアンダリヤの違いとは?
アンダリヤは当時は旭化成が製造し、ハマナカが発売していました。
現在のエコアンダリヤはハマナカが製造販売をしています。手触りも多少違うので素材のレーヨンは改良されていることと思います。まずはツヤが違います。現在のエコアンダリヤのほうがツヤツヤ感があります。また、強度も年数が経過しているためかデッドストックのアンダリヤは強く引っ張ると切れてしまう時があります。(個人的意見ですが・・・)また、色は廃番になった色もあるようです。当時はネット(キャンバス)に編み付けてバッグにするのが主な制作方法だったようです。当時(70年代当時)の古本の写真を載せますね。
当時の本を見るとハマナカアンダリヤ以外にも仲間がいたようで、なんか可愛いですよね!本のお値段にも注目!「定価230円」です。ハマナカのマークも現在と同じで可愛いです。
いろいろ作品が載っているのですが、「可愛い!!!」と思ったのがこれです。「花の精の優しいバッグ」。光沢のあるピンクの色合いやお花のデザインが可愛いですよね。撮影小物を提供しているお店にも注目です。
当時はモチーフが何種類も売っていたようで、基本的にはそのモチーフに糸を通してバッグをつくる工程が載っています。
70年代っぽいデザインのバッグですが、写真を良~く見ると編み付けネットのようなものにアンダリヤを通しているいるのがわかります。透け感が素敵ですね。
たまたまこの本がそうなのかわかりませんが、タイトルにもあるように「アンダリヤ手芸」というくらいなので、「編み物」というよりは「手芸」というジャンルで、だれにでも気軽にバッグが作れたのではないでしょうか?
作り方には「キャンバスの刺し方」と書いてあります。モチーフがなくても作れるデザインも載っていました。表紙のバッグはモチーフを使っていませんが、刺し方と色で素敵なデザインに仕上げています。ずいぶん前の本ですが、バッグの色合いやデザインはどれも今見ても、素敵です。
現在発売中のエコアンダリヤは環境にやさしい素材でできています。木材パルプを原料とする再生繊維で土に戻るエコ素材として注目されています。色もたくさん出ているので、夏の小物制作に使いやすく、編むのも楽しい素材の糸です。
アンダリヤで作品を作ってみました。
今回入手したデットストックのアンダリヤです。色がレトロで可愛いんですよ。長年お店の隅っこにあったアンダリヤを何か作品にできないか?と考えてみました。
糸の太さは若干ですが、アンダリヤのほうが太い気がしたのですが、アンダリヤは劣化しているのか糸が切れやすいし、割れやすいということに気が付きました。それで、「2本どり」で作品を編むことにしました。
アンダリヤ2本どりで編んだバッグです。使いやすい普通の形に編みました。このバッグは写真を見た人で欲しい方がいたので、お譲りしました。色合いが気に入ってくれたようです。レトロっぽい色が良かったのかもしれません。
同じ色の組み合わせで持ち手が革のものも編んでいます。においが気になって軽く洗ってしまったのですが、口のところがへちゃっとなってしまいました。やはり水には弱いようです。気を付けてくださいね!アイロン用のりで形をパリッとさせたいところですが・・・。
巾着も編んでみました。夏の浴衣にあいそうかな?と思って編んだのですが、結構派手ですね。
下は二本どりで、上はオレンジを二本どりでネット編みをしています。紐も編んだのですが、絞りにくいので、合うような紐を探してこようと思っています。
ネコのストッパーはダイソーで購入したものです。
デッドストックのアンダリヤを活用して作品を作ってみましたが、結論としては現行のエコアンダリヤのほうが編みやすいです。目も揃いやすいと思います。
まとめ
糸は基本的に腐らないのですが、場合によっては劣化しているのでデッドストックの糸を使う時は工夫して活用しましょう!
デッドストックのアンダリヤ救出が終わったので、エコアンダリヤでいろいろ編みたいと思っています。
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レトロなデザインは参考になりましたよ!
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きのこ堂では編み物の記事をいろいろ書いています。
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