「消しゴムはんこ」は、消しゴムをカッターナイフや彫刻刀で削って加工するクラフトです。
難しそうにみえますが、意外と簡単!
お家にある道具で作れるので、まずは作ってみませんか?
目次
「消しゴムはんこ」を作るために準備するもの
「消しゴムはんこ」は、お家にある道具でつくれます。
準備するもの
①カッターと彫刻刀
②えんぴつ
③トレーシングペーパー
④消しゴムハンコ用のけしごむ
⑤インク
「消しゴムはんこ」をつくるときに机にしく、カッターマットや厚さ、いらないカタログなどもあるとべんりです。
きのこ堂がいつも使っている道具の紹介
きのこ堂が消しゴムはんこ作品をつくるときに使っている道具を紹介します。
- デザインナイフ(デザインカッター)
- 彫刻刀
- シャープペンシル
- カッターマット
ピンクいろのカッターはデザインナイフ(デザインカッター)です。
デザインナイフ(デザインカッター)は少し扱いが難しいので、慣れてきたら使うことをお勧めします。
彫刻刀は細い線と太い線を彫れるようなものの2種類使っています。
道具についてくわしく知りたい方は「消しゴムはんこにつかうおすすめの道具」に書いています。↓
消しゴムはんこの作り方(手順)
(1)どんなイラストをはんこにするか考えます。
消しゴムはんこの図案の本などがありますので、参考にしながら、どんなハンコを作りたいか考えましょう!
雑誌などの絵をまねしてかいてもたのしいですね。
イラストは、消しゴムのサイズにあわせて描きましょう!
最初は〇や△など簡単な図案から描いて彫ってみましょう。
イラストにあるような”目”や”まゆげ”、ねこの”ひげ”のような細い線をほるのはちょっとむずかしいかもしれません。
イラストを描くときは「どこを彫って、どこを残すのか」考えてみましょう。
「どうやって下絵をかいたらいいの?」という方は「消しゴムはんこの図案の描き方」という記事でくわしく説明しています。
(2)イラストをトレーシングペーパーにかきます。
ちょっとおおきめのイラストを描いてみましたので、参考にしてくださいね。(写真↓)
でかいおにぎりくんのイラストを消しゴムハンコにしていきます。
写真にうつっている白いとうめいな紙は”トレーシングペーパー(うつしがみ)”といいます。
トレーシングペーパーに、シャープペンシルかえんぴつでイラストをうつしていきます。
でかいおにぎりくんをトレーシングペーパーにかきうつしました。
(3)トレーシングペーパーに描いたイラストを消しゴムにうつします。
えんぴつで線を描いた面(おもてがわ)を消しゴムにくっつけます。
黒い線や黒いところをつめでこすります。
つめはのびていますか?実は爪が伸びていると消しゴムハンコを作るときには便利です。
(4)消しゴムにイラストが転写されたら、転写された図案をほっていきます。
消しゴムに転写された線に沿って、彫っていきます。
彫刻刀やデザインナイフ、カッターなどで消しゴムを彫っていく方法が一般的です。
ここでは彫刻刀を使う方法を写真付きで紹介します。
(5)彫刻刀を使って消しゴムはんこを彫っていきます
消しゴムに転写したイラストを切りだしていきます。
できるだけまっすぐにカッターをおろします!
※切り出しようのカッターは通常のおうちで使うようなカッターで十分です。
イラストより少し大きめに消しゴムを切りだしましょう!
ギリギリに切り出すとあとで彫りにくくなる可能性があります。
消しゴムはんこを節約しようとして、ギリギリにカットすると、出来上がってからハンコを押すときに押しにくい場合があります。初心者さんには少し大きめに切り出すことをお勧めしています。
切り出しかたのコツは画像のように、すこしだけ大きめに切り出してください。。
(6)図案のそとがわをぐるっと彫刻刀で彫ります
おおざっぱでかまいませんので、彫刻刀をつかってイラストの外側の余分な部分を彫りましょう。
(7)消しゴムに転写したイラストを彫ります!「消しゴムはんこの彫る部分と残す部分」を決めてください!
目や口の細かくて失敗しそうなところは最後に彫るので残しておきましょう。
細かいところを彫るときは細い彫刻刀でコツコツと彫ると失敗しにくいです。
コツコツとけずってできあがりました!
(8)消しゴムの下書きの鉛筆の線を消すために「スタンプクリーナー」でそうじします。
彫り終わった後の「消しゴムはんこ」は消しゴムのカスやゴミ、えんぴつの粉などでよごれているのできれいにそうじします。
消しゴムはんこのインクを落とすときにつかう専用の「スタンプクリーナー」というのが販売されています。スタンプクリーナーがあると便利ですよ!
スタンプクリーナーがない時は「ねりけしごむ」でもきれいにそうじできます。
化粧を落とすときにつかう「オイルクリーナー」でもインクを落としたり、消しゴムはんこを掃除したりするのに使えます。
消しゴムはんこのそうじをするときにはやさしくていねいに扱いましょう。消しゴムはんこは意外と壊れやすいものです。あまり力を入れると細かいところなどせっかく彫ったところが壊れてしまう可能性があります
「消しゴムはんこ」が出来上がったら、実際に押してみましょう!
消しゴムはんこをきれいにおそうじしたらさっそくおしてみましょう!
インクをつけましょう!
インクは好みのものをつかいましょう。「バーサクラフト」という布用のインクを使っています。
インクについてくわしく知りたいかたは「消しゴムはんこ用のおすすめインク」に、きのこ堂おすすめのインクのことが書いてあります。
スケッチブックに。。。ぽんっ!と押します!
可愛いです!!!無事、「消しゴムはんこ」ができあがりました!!!
マスクにおしてみましょう!
「バーザクラフト」でマスクにハンコを押してみました。
あれ?なんかよけいなところがうつってる・・・!!!!
布のような厚みのあるものに押すときは彫りのこしがあったり、彫りが浅かったりすると余計な部分までインクがついてしまいます。気を付けましょう!
修正したいところや彫るのを忘れたところを直しましょう!
気になる部分をもう一度彫りなおします。インクをつけて確認するとわかりやすいです!
できあがり!!!
上のマスクが直す前。下が直した後です。
あえて、彫りのこしをしてレトロっぽさを出す技法もあります。好みで仕上げてくださいね!
出来上がったハンコはどうやってしまうの?
消しゴムはんこはプラスチックなどの容器にはくっついてしまう可能性がありますので、紙などに包んで、紙箱にしまいましょう。
一度作ってしまえば、何度も使える消しゴムはんこは、アイデア次第で素敵な雑貨などもつくれますよ!
「消しゴムはんこのしまいかたアイデア」の記事を書いています。↓
まとめ
「消しゴムはんこ」はおうちにある道具で簡単にできます。
カッターや彫刻刀など刃物を使うので、ケガをしないように気を付けて、気軽に楽しんでみましょう!
きのこ堂が以前教室をしていた時のテキスト「けしごむはんこの作り方のテキスト(印刷用)」を無料で公開しています。興味のある方はこちらからどうぞ。↓
<PR>消しゴムはんこをはじめたいかたにおすすめです!
「消しゴムはんこ」は安全に気を付ければ小学生(3年生くらいから)でもつくることができます。小学生のお友達は、おうちの人といっしょにつくってみてくださいね!