プラバン工作(プラバンクラフト)はおうちにある道具をつかって簡単にできる工作です。
きのこ堂ではプラバン工作(プラバンクラフト)ついて、くわしい記事を書いています。
この記事では、「プラバン」にイラストを描くときによく使う「ポスカ」と「マッキー」について実際に作品を作って、仕上がりの違いについて比較しています。
プラバン工作の基本・コツを知りたいかたは「簡単にできる!プラバンの作り方とコツ!」をみてくださいね!
目次
「ポスカ」と「マッキー」はプラバンに向くの?
プラバン工作では「ポスカ」と「マッキー」は大活躍です。
プラバンは「ポリスチレン」という合成樹脂です。「ポリスチレン」に描けるペンと描けないペンがあるので注意が必要です。
「ポスカ」はプラバン以外にも金属やガラスにも描けて、乾くと水にながれないので便利です。
「マッキー」は油性ペンです。油性なのでプラバンに描けますし、金属やガラスにも描けます。
「ポスカ」と「マッキー」の仕上がり比較
きのこ堂は好きなゲームキャラなどをマネしてプラバンに描くことが多いです。
実際に、「ポスカ」と「マッキー」をつかって、プラバンをつくってみます!
今回、使っているのは「半透明プラバン」です。
半透明プラバンのパッケージには「油性ペン以外も使えます!」と書いてあります。この製品は裏がざらざらしているので、やすりがけが必要なく、イラストを描きやすい製品です。
プラバンの厚さは曲げたり立体的にするときは0.2ミリがおすすめで、キーホルダーなど厚みをなるべく出したいときは0.3ミリをおすすめします。
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※ダイソーやセリアで売っているプラバンでも十分素敵な作品がつくれますよ!
ポスカで「星のカービィ」をかいてみました!
プラバンを加熱してから色を塗る方法
プラバンを加熱する前に、図案の外側の黒い線を最初にマッキーで描きました。
足に画材とプラバンの情報を書き入れています。「ポ」=ポスカ、「と」=プラバンの種類・東京交易製、「フ」=フロスト(半透明)タイプ
こちらはマッキーで描いたカービィを加熱している途中です。
ぐにゅ~となっているところですね。
左が「ポスカ」で描いたカービィ。
右が「マッキー」で描いたカービィ。
たしかに、黒色は違いがわかりにくいですね~。
色の違いはわかりにくいけど、プラバンがどのぐらい縮んだかよくわかる写真です。
半透明プラバンの切りぬいたところにそのまま切りぬいたカービィを置いているので、どのくらい加熱で縮んだのかわかるかと思います。
プラバンにポスカで色を塗ってみました!
通常のポスカではなく、試してみたかった「ラメ入りポスカ」でカービィの色を塗りました。
プラバンを焼いてから色を塗るので、ラメ入りポスカでも特に問題なく塗れました。
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よ~く見るとキラキラしていますね!
「ラメ入りポスカ」は「極細」タイプなので塗りやすく、透明系のものに描くのは向いていると思います。
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黒い線は通常のポスカで描いています。マット感があって、くっきり描けるのでおすすめです。
ラメ入りポスカ、発色が可愛いです!!!!
プラバンに「マッキー」で色を塗ってみました。
「極細」タイプのマッキーは、細かいところに色をぬることができるのでおすすめです。
思ったより濃いピンクでしたが、可愛いのでOKです!
色で失敗したくない場合は一度プラバンに色を塗って、色を確かめてから広い部分を塗りましょう。
「マッキー」は細いタイプがプラバンには使いやすいと思います。
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マッキーも半透明プラバンに色を塗っても透ける感じです。
マッキーの場合は塗りかたで、濃い部分と薄い部分が出てしまう時があるので、気を付けながら色をぬってくださいね。
「ポスカ ラメ入り」と「マッキー」の色塗り比較(プラバン加熱後に色を塗った場合)
プラバンの加熱後に色を塗った”プラバンのカービィ”を並べてみました。
色のつきぐあい、発色は好みだと思います。ピンクでも印象が違いますね!
プラバンの加熱前に色を塗る場合の色比較(ポスカ)
ポスカはプラバンに向いているペンですが、加熱すると色が濃くなります。
加熱前と加熱後で、どのくらいポスカの色が濃くなるのか、比較してみましょう!
ポスカの「もも」色をつかって、カービィに色を塗ります。
ポスカはマット感がありますね。
ざっと下塗りして、テッシュを押し付けて余分なインクをとります。
ポスカの場合、テッシュオフをして、二度塗りすると色むらが少なくなります。
加熱前のプラバンに色を塗り終わりました。比較のために片方は加熱後に色を塗ります。
プラバンをいつも通り加熱しました。
色を塗ってないカービィに色を塗ります。こちらも余分なインクをテッシュでふいて、二度塗りしています。
加熱前にポスカを塗ったカービィと加熱後にポスカを塗ったカービィを比較してみましょう。
加熱前に色を塗った右のカービィの色が濃くなっているのがわかるでしょうか?
加熱前に色を塗ると濃くなりますが、マット感がかなり出ている感じがします。
ポスカの色を濃く、しっかり出したいかたは「プラバンの加熱前に色を塗ること」をおすすめします!
プラバンの色ぬりは好みの方法でやりましょう!
今回、つくったプラバンのカービィを並べてみました。
左上が「ポスカ ラメ 」加熱後に色を塗ったもの。右上が「マッキー」加熱後に色を塗ったもの。
左下が「ポスカ ももいろ」加熱後に色を塗ったもの。右下が「ポスカ ももいろ」加熱前に色を塗ったもの。
どの方法がベストというのはありません。好みの方法で色をぬってくださいね。
ちなみにプラバンはアクリル絵の具などでも色を塗ることができます!!!
アクリル絵の具については「ダイソー プラバンアクセサリーキット(ピアス)をつくるコツ!」の記事で、実際にプラバンにアクリル絵の具で色を塗って作品をつくっていますので、参考にしてくださいね。
イラストを描くのが苦手な方におすすめのプラバン!
色を塗るのは好きなんだけど、イラストを描くのが苦手なんですが・・・。
イラストを描くのが苦手なかたは最初からプラバンにイラストが印刷されているキットがあります!
「すみっコぐらし」の「光るこうさくプラバン」というキットを実際につくって、上手につくるコツを紹介している記事です。↓
イラストだけでなく写真もプラバンにできます!
ねこさんの写真をインクジェットプリンターで印刷し、ねこさん写真プラバンキーホルダーを実際につくってみた記事です。
<おまけ>プラバン比較「クレヨン」と「色鉛筆」
今回使った半透明のフロストプラバンはいろいろな画材でも描けるということで、「クレヨン」と「色鉛筆」でもカービィを描いてみました。
クレヨンは描けますが・・・描きにくいですね。味があっていい感じの線になっています。
色鉛筆は細かく描けるので、ポスカやマッキーより描きやすかったです。
プラバンを加熱してみました!
色鉛筆はプラバンを加熱すると色が濃くなりますが、細かいところまで書き込めるので、一番使いやすい画材です。手を汚したりしないので、こどもの作品作りにはおすすめです。
クレヨンは扱いが難しいですね・・・。色がにじんでいるのはとりだして平らにするときに失敗してしまったからです。
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まとめ
プラバン作りはおうちにある道具で簡単にできます!
マットな感じの色を出したいなら「ポスカ」がおすすめです。インクが乾けば重ね塗りできます。
手軽に準備しやすいペンは「マッキー」などの油性ペンです。色も豊富です。
色鉛筆は手も汚れにくいので、こどもの作品作りにおすすめです。
ポスカの公式サイトさんではプラバン工作について特集しています。サイトではプラバン作家さんのポスカで作品を作る動画がみれます。ポスカをつかって素敵な作品をつくりだしています。。。凄いです!
「かぼちゃくん」を描いた色比較記事もあります。↓こちらの記事もペン選びや色の参考にどうぞ。
きのこ堂ではプラバン工作についての記事を書いています。
質問などもお気軽にどうぞ!
黒ペンだけだとあまり違いはわかりませんが?????